緑蔭句会1,2月例会
今年の1月、2月の例会は荒天のため中止となり、電子メールを利用した、句の交換となりました。私たちはこれを「メール句会」と呼んでいます。今回ご紹介するのは、1月、2月の出句からのものです。
1月の兼題は「雪」「買初」
2月の兼題「立春」です。
脱輪のまたもやここに雪の路地 松室 風歌
女生徒の手つなぎ燥ぐ雪の道 吉田 直記
雪を掻く隣家の境少し出で 上田 夢可
湯桶置き背(せな)を丸めて牡蠣剥女(かきむきめ)
多田 美波
寒椿雪を被りてなほ紅く 中田 花
春待つや生菓子の名の花衣 中野水無月
初護摩や虚空切り裂く僧の指 長瀬 皐水
大氷柱青空の色閉ぢ込める 八田 静歩
■ 3月例会は、3月21日(火・祝)に開催いたしました。次回103回4月例会は、鶴来方面への吟行の予定です。