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北陸民放クラブ・石川ブログ

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北陸民放クラブ石川のブログです。

鶴来の街並みを歩く 秋の散策会

    「白山の恵みと歴史と信仰と」
           鶴来町の町並みを歩く
 
           
           ~民放クラブ石川・秋の散策会~
 
 参加者20人全員が傘を持参して集合。その傘は十分に役立ちました。散策当日10月29日(水)の天気は曇り時々雨。解散時は土砂降りとなりましたが、歩数計が6,100を示した散策はまたまた「知っているようで知らない」ことがなんと多いことかと認識させられました。

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白山比咩神社前で記念撮影

 



 まず、金沢・野町駅から鶴来までの北陸鉄道石川線の電車を利用すること自体、初体験です。途中駅のほとんどが無人駅であり、ワンマン運行の2両編成が停車するたびに運転士は車掌になったり駅員になったり。こちら初心者の乗客は戸惑ったり感心したり・・・。私鉄ローカル線の厳しい現状を見た想いでした。
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北陸鉄道石川線の電車


 集合場所の白山市鶴来支所では、車で合流した会員を含め20人が「お久しぶり」「初めての参加や、よろしく」などと挨拶を交わしたあと、地元・観光ボランティア・磯部雄三さんの案内でスタート。
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集合場所の白山市鶴来支所


 はじめに、毎年10月「ほうらい祭り」で賑わう「金剱宮」へ向かい、バイパス道路で分断され車からは見逃してしまう表参道の石段100段余を息切れしながらもクリア、地元の氏神様に挨拶しました。
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義経腰かけ石


 次いで1715年創業の「小堀酒造」を訪問。
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小堀酒造


 築後240年の歴史を感じさせる建物で早速の試飲です。清酒、濁り酒、梅酒、甘酒・・・次々と味わい、ほろ酔い気分。建物見学の案内があってもなかなかその場を離れようとしません。さては雨の中、予想を上回る20人が参加したのは、このためであったのか・・・。皆さん、「試飲」を「飲み放題」と間違えていませんか?
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 観光ボランティア・磯部さんによれば、鶴来の町は「醸造の町」。昔から白山の伏流水を利用した酒・味噌・醤油造りが盛んでした。

 今も残る糀屋さんの店先をのぞくと、重ねられたセイロからいい香りが漂い、じざいかぎのある部屋ではゼンマイ式柱時計がボーンボーンと時を知らせていました。
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 鶴来町の人たちから「枝 権兵衛(えだ・ごんべぇ)」という名をよく聞きます。明治2年から、私財をなげうって手取川から取水し、「七ヶ用水」を完成させた人物です。これまで「川」だとばかり思っていた国道沿いのとうとうした流れが用水の本流であること、人力で掘られた長さ200メートルもの4つのトンネルから流れ出る豊かな水が現在も加賀平野を潤していることに、枝権兵衛の業績の重みを実感させられます。そのトンネル出口は石組みの丁寧な造りで「絵になる」ものでした。
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 枝権兵衛の直系の子孫は写真が趣味。民放クラブ石川会員の知人です。

 「白山比咩神社」へは表参道を歩きました。長くゆったりと続く上り坂。樹齢1,000年を超えるものもあるという鬱蒼とした樹木が降る雨をさえぎり薄暗く・・・。「え?そんな参道があるの?」。そうなんです。そういう人が多いそうです。初詣の際、大駐車場から直接境内に入る人が多く、この日も初めて表参道を歩く人たちがマイナスイオンをたっぷり浴びていました。
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白山比咩神社


 報道されている通り、北陸鉄道石川線の加賀一宮・鶴来間は来年11月1日で廃線となります。昭和2年に神社拝殿を模して建てられた破風造りの加賀一宮の駅舎はどうなるのか。レールをはがされたまま駅舎だけが残るのか。それとも移転されるのか。そんなことを考えながら一行は散会しました。
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北陸鉄道石川線 加賀一宮駅


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 散策中、現役時代にラジオカーで何度となく鶴来町を訪れていた元TDは「今回、初めて知ったことがいくつもあった」と話していました。
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 日ごろ、車で通り過ぎる所を徒歩にこだわってみると新しい発見があります。散策の面白さです。今回初めての参加者もあり、次第に輪が広がることを期待します。次回は是非あなたもご参加ください。                           (文:牧野 宏  写真:長瀬もとひこ)
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by minpoishikawa | 2008-11-02 21:50 | 同好会 | Trackback | Comments(0)
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